最近の人はお金を使わない?

最近の若者はお金を使わない?

比較的年配者が口にすることの多いこのセリフ。
若者がお金を使わないから経済が回らないという意味が込められていることが多いけど、結局は他責で自分は悪くない、と遠回しに自己弁護しているようなセリフに思える。
経済は一方の思いだけで回るものじゃないから、逆にどうやったらものを購入しお金が回る世界ができるのか考える方が建設的だと思う。

お金を使う時間がない?

日本の仕事への姿勢が大きく影響しているように思える。
「仕事が何よりも優先すべきことで、忙しく働いていることこそ正義」と古い考えが根付いていて、それを全ての世代に強制しようとしている。
高度掲載成長期やバブルの前まではそれで良かったかもしれないけれど、長らく景気が悪いと言われ続け、コスト見直しや予算の削減で働く環境が厳しくなっている状態では、長時間仕事をする状況が揃ってしまい、過労死や自殺者が増える良くない傾向になっていく。

そんな長時間仕事をしている人たちが、いつお金を使うのだろうか?

平日は朝早くから終電まで、土日も仕事な人たちが食事や身の回りのものを購入する以外に、娯楽に割り振る余裕なんてあるだろうか?
そもそも娯楽を楽しむ時間もない人たちに、あれを買えこれを買え、と言っても先ずは寝させろ!休ませろ!と言われるだけだろう。

休む時間を作らせよう

世界的にも働きすぎと言われる日本人。
ならばもっと休む機会を作れば良いのではないか?
仕事以外の時間が取れるようになれば、趣味や勉強などに割り当てる時間が増え、自ずとそれらにお金を使う機会が増えるはずである。
お金を使う機会がないのだから機会を作れば良い、というごく自然な考え方である。

そうなると必ず言われる言葉として、国として生産性が落ちる、国力として世界に対抗できなくなる、と諸々ある。
元々仕事に当てる時間と生産性の割合で考えたら日本は先進国の中でも低い方であり、無駄に長時間仕事をしている結果は出ているので、効率よく短時間でパフォーマンスを発揮できる仕組みを考えれば良いのではないか?
いつまでも効率の悪い過去の悪いやり方を引きずる必要などどこにもないはずだ。

休むことは悪いことではない

人は機械ではない。
オンオフが明確に別れるわけじゃないし、最高性能を常に発揮できるわけじゃない。
良いパフォーマンスを発揮するには良い休息が大事である。
医学的に経験的にも急速がない状態ではパフォーマンスが著しく低下するだけではなく、身体機能や日常生活すら悪影響が出てくることも経験している。
休息と言うのは休むこともあるが、仕事から離れて仕事では使わない脳の部分を使うことが大事となる。
脳は使っていない部分を積極的に休ませる機能があるので、仕事で使っていない脳を休息で使うことで積極的に仕事で使う脳を休ませてくれる。

積極的に休もう

仕事第一を否定はしないが強制する人間は完全否定する。
積極的に有休などの休みをとってリフレッシュすることが大切である。
休息を否定する人間は根性論で根拠のない前世代的人間と思われても仕方ないと思う。
会社のため社会のため従業員の為を考えるなら、高いパフォーマンスを発揮してもらうためにも休息を積極的にとってもらう必要があるはずだ。

価値観を考えよう

今の時代人を管理する立場の人間は、過去の知識や慣習にとらわれて小さな価値観に留まっていては行けないのである
今までこれで良かったからこれからもこれで良い、というのは考えることをやめてしまい過去に責任転嫁していることになる。
時代も人も変わっているのだから、常に探求し固まった価値観から脱却する必要がある。

仕事が何よりも優先されるべき、という価値観も本当に正しいのだろうか?

という疑いから、どうあるべきか考えていけば、今の日本が良くなるには何をすべきか、という答えが各々の中に見えてくるはずである。
それらが連鎖することで日本の経済や社会も良くなるのではないだろうか?